小児科のお悩みMedical chief complaint

おむつかぶれ
おむつかぶれが起こる原因
赤ちゃんの肌には生まれつき皮膚を守る機能が備わっています。健康な状態では肌の表面が弱酸性に保たれ、細菌から身を守ります。しかし長時間おむつをつけると、尿や便の刺激で肌が弱アルカリ性に傾き、皮膚の防御機能が低下します。特に新生児期は皮膚が薄く、防御機能も未熟なため、刺激に敏感です。季節や気温の変化も大きな影響を与えます。夏場は気温が高く汗をかきやすいため、おむつ内部が蒸れます。冬場は暖房による乾燥で肌が荒れやすく、保湿が特に重要です。また梅雨時期は湿度が高いため、おむつ内の環境が悪化しやすい状態になります。
症状と特徴
最初は軽い発赤から始まります。おむつが触れる部分、特に太ももの付け根や外陰部周辺が赤くなります。この段階では痛みは少なく、赤ちゃんの機嫌も普段と変わりません。しかし適切なケアをしないと、徐々に症状が進行します。新生児では症状の進行が早いため、特に注意が必要です。
予防と対策
新生児期は皮膚が最も繊細です。この時期は特に優しく洗浄し、こすらないよう気を付けます。ぬるま湯を含ませた柔らかいガーゼで優しく押さえるように洗います。生後3ヶ月を過ぎると皮膚は少し強くなりますが、依然として慎重なケアが必要です。離乳食が始まると便の性状が変化し、より丁寧な洗浄が求められます。また、夏場は汗による皮膚のむれが問題です。汗をかいたらすぐに洗い流します。
おむつ交換は通常2〜3時間おきが目安です。赤ちゃんの様子を見ながら適宜交換し、便が出たらすぐに取り替えます。おしり拭きは刺激が強いため、ぬるま湯での洗い流しを勧めます。おむつは少しゆとりのあるサイズを選び、きつく締めすぎないよう注意します。
治療
発赤が軽度で痛みもない初期段階では、念入りな清潔ケアで改善します。おむつ交換時にぬるま湯で優しく洗い流し、十分に乾燥させます。発赤が強く、赤ちゃんが痛がる場合は医療機関へ受診します。医師の診察で適切な軟膏を処方します。炎症を抑える薬と保護剤を組み合わせて使います。治療と同時に、おむつ交換の回数を増やし、清潔を保ちます。アトピー素因のある赤ちゃんは、おむつかぶれをきっかけに症状が悪化します。この場合、医療機関による治療が早めに必要です。
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