歯の症状のお悩みDental chief complaint

親知らずを抜きたい

智歯(親知らず)の生え方、埋まり方は十人十色。抜歯の方法、難易度も患者さんごとに異なります。

智歯(親知らず)抜歯の適応

智歯が正しい位置に萌出していない場合(転位歯・埋伏歯)

智歯の虫歯が進行し、治療が困難な場合

智歯の手前の歯(隣在歯)が虫歯に罹患し、治療の際に智歯が障害となる場合

智歯の手前の歯(隣在歯)が智歯により圧迫され、吸収している場合

智歯周囲の歯肉の腫脹、発赤、疼痛などの炎症症状がある場合(歯冠周囲炎)

智歯やその周囲の歯の清掃状態が悪く、
将来虫歯や歯周病になるリスクが高い場合

智歯が原因で歯並びが悪くなる
可能性がある場合

矯正治療上、
智歯が障害となる場合

智歯の周囲に嚢胞といわれる病変が存在している場合(含歯性嚢胞など)

智歯(親知らず)保存の適応

上下の智歯が完全に萌出しており、咬み合っている場合

智歯、隣在歯の清掃状態が良好で将来齲蝕や歯周病になりにくい場合

骨の中に完全に埋まりきっている場合

矯正治療の際に
智歯を利用する場合

他の歯の抜歯が必要になったときに
移植歯として利用する場合

初診から抜歯終了までの流れ

  • ・まずレントゲン撮影し、歯の位置を確認します。
  • ・深い位置や神経や上顎洞と近い位置にある場合、後日CT撮影し、3次元的に分析・評価し、抜歯の適否、治療方針を決定します。
  • ・抜歯が必要となった場合、抜歯日程を決め、手術手順の説明と抜歯によるリスクについて説明します。(術式、同意書説明)
  • ・抜歯当日⇒体調確認、血圧測定後に抜歯します。(30分~1時間以上要することもあります。)
  • ・翌日消毒および抜歯後の症状確認をします。(簡易的な抜歯の場合、省略することがあります。)
  • ・約1週間後に抜歯後の症状確認し、抜糸・消毒処置を行います。
  • ・抜歯後の経過が芳しくないとき(抜歯後疼痛、抜歯後感染、ドライソケットなど)は後日さらに症状確認、処置が必要になることがあります。

短期入院一括抜歯について

一度にすべての智歯(親知らず)の抜歯を希望される場合には、鎮静法または全身麻酔法を用いた短期入院による一括抜歯治療を行っています。親知らずの抜歯に恐怖心の強い方や短期間で治療を終わらせたい方にお勧めします。

外来で抜歯する手順

①萌出している智歯の抜歯の手順

②埋まっている智歯の抜歯の手順(下顎の智歯)

①口の中の消毒

②麻酔(2種類の麻酔があります。)

③歯肉を切開

④智歯周囲の骨を一部削除

⑤智歯の頭(歯冠)を露出

⑥智歯を切削し、2~3分割して抜歯

⑦智歯を切削し、2~3分割して抜歯

⑧創部を搔把し、生理食塩水で洗浄

⑨切開した創部を縫合する(2~3糸)

抜歯後に起こる症状

抜歯後に発症する可能性がある合併症(一部紹介)

対象の治療方法

対象の診療科

医科のお悩みから探すMedical chief complaint

歯科のお悩みから探すDental chief complaint

医科の診療から探すMedical chief complaint

歯科の診療から探すDental Clinical Departments