治療案内 [歯科]Dental Clinical Departments

インプラント
インプラントとは
歯を失ったとき、機能や見た目を維持するために代わりになる歯(人工歯・義歯)を装着します。最もよく知られているのが、入れ歯ですが、より審美性や機能性を高めた方法に「インプラント治療」があります。
インプラント治療は、歯茎や歯の根の部分に「インプラント体」「アバットメント」と呼ばれる土台を取り付けて、そこにセラミックなどの人工歯を装着します。
インプラントの構成要素
- ・インプラント体(歯根部):材質はチタンまたはチタン合金、大きさは直径3~5mm、長さは6~18mm程度
- ・アバットメント(支台部):材質はチタン、チタン合金、ジルコニアなど
- 人工歯:材質はレジン(プラスチック)、セラミック(陶器)、セラミックとレジンを混ぜたハイブリッドセラミック、金合金、ジルコニアなど
インプラントにすれば、自分の歯と同じような感覚で噛むことができるようになります。入れ歯やブリッジでは、装着による違和感や食べ物が挟まるなどのトラブルが出てくることがありますが、インプラントではそうした問題をカバーできます。
また、健康な歯を不必要に削ることがないため、健康な歯を温存することが可能です。そして、人工歯の部分は色や形などを自分好みにカスタムできるため、入れ歯やブリッジに比べて審美性が高まります。
一方で、インプラントのデメリットは費用が高額になる点です。インプラントは保険適用外(自由診療)となることから、治療にかかる費用はすべて患者の自己負担です。そのため、むし歯治療などの一般的な歯科治療に比べると費用が高くなります。
また、治療したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要になるため、治療後も健康な歯を維持するために費用がかかる点には注意が必要です。
そして、インプラント治療はインプラント体やアバットメントを装着するために手術が必要です。そのため出血や腫れ、感染症などのリスクが伴うほか、インプラントを埋め込んだ部分の状態が落ち着くまでは次の治療を進めることができません。治療を一時中断する期間があるため、入れ歯やブリッジに比べると治療期間は長くなります。
インプラントの種類
現在日本では20数種類のインプラントが販売されています。さらに「ワンピースタイプ」と「ツーピースタイプ」があります。
- ・ワンピースタイプ:インプラント体とアバットメントが一体化している
- ・ツーピースタイプ:インプラント体にアバットメントが連結している
さらにインプラント体の形状も2種類あり、ネジ状(スクリュータイプ)のものと、円筒状(シリンダータイプ)があります。スクリュータイプの方が、インプラント体をあごの骨に埋め込んだときに固定されやすく、噛む力を周りの骨に分散できることから当院でもこちらを採用しています。
対象のお悩み
- ・元の歯のように噛みたい
- ・インプラント治療をしたい
当院で行うインプラントの治療内容
当院で行うインプラントの治療内容を「治療前」「手術」「手術後」に分けて説明します。
治療前
インプラント治療を行う前には、まずはしっかりとカウンセリングを行います。口の中を確認して歯や歯茎、あごの骨に異常はないか、全身状態は安定しているかを確認し、CT検査、血液検査、骨密度検査、歯周病の検査などの治療に必要な詳しい検査を行います。
検査データがすべて揃い、問題なければ手術のための治療計画を立てていきます。具体的な費用、治療期間、手術日程などを確認し、ご納得いただければ手術の段取りを進めていきます。
手術
手術ではインプラントをあごの骨に埋め込む「インプラント埋入手術」と呼ばれる方法で、麻酔を使って行います。局所麻酔を使用する場合もありますが、手術に対する不安感が強い場合には、静脈内鎮静法と呼ばれる麻酔方法で手術をすることも可能です。
検査データがすべて揃い、問題なければ手術のための治療計画を立てていきます。具体的な費用、治療期間、手術日程などを確認し、ご納得いただければ手術の段取りを進めていきます。
手術後
手術後は、定期的にあごの骨にインプラントが定着しているかを確認してきます。また、インプラントは「インプラント歯周炎」を起こしやすいため、これまで以上に丁寧なブラッシングが必要です。予防のためにも当院では定期的な予防歯科の通院をおすすめしています。
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