治療案内 [歯科]Dental Clinical Departments

ホワイトニング
歯の黄ばみやくすみなど、歯の色についてお悩みの方は少なくありません。歯の白さは第一印象を左右する要素のひとつで、とくに人前で笑顔を見せることの多い方にとっては重要です。歯の色を白くする方法はさまざまですが、歯の白さが失われる原因や、歯科医院で実施されるホワイトニング治療などについて解説します。
歯の白さが失われる原因について
食生活や生活習慣
日々の食事や飲みものに含まれる色素が歯の表面に蓄積することで、歯の色が変わることがあります。歯の表面に着色しやすいものには、コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、コーラ、カレー(ターメリック、クミンなど)、食品色素などがあります。また、喫煙も歯の色を悪化させる大きな要因のひとつで、タバコに含まれるタールが歯の黄ばみの原因となります。
加齢による変化
歯の色は、歯の質や厚みなどに左右されます。加齢とともに、歯の外側を覆うエナメル質が薄くなり、内側の象牙質が透けてみえるようになります。この象牙質の色は黄色みを帯びているため、歯全体が黄ばんで見えます。
むし歯
むし歯が進行すると、黄白色から茶褐色に歯が変色することがあり、さらに進行すると黒褐色に変色することもあります。
歯の神経の壊死
進行したむし歯や外傷などにより歯の神経(歯髄)が壊死すると、歯が褐色や茶褐色、黒色に変色することがあります。ぶつけた直後に内出血がある場合は、赤みを帯びて見えることもあります。
薬の作用
抗生物質のテトラサイクリンは副作用として歯の変色が知られています。乳幼児期にテトラサイクリンを大量に投与された場合、歯が黄色あるいは褐色(茶褐色)へと変色するとされています。
遺伝性疾患
遺伝的に歯のエナメルの形成不全がある場合も、歯が黄ばんで見えることがあります。遺伝性エナメル質形成不全症は14,000人に1人の頻度でみられるといわれています。
歯を白くする方法
歯を白くする方法は、歯を削らず薬剤を使用して白くする方法と、歯を削って被せものをすることで白くする方法の大きく2種類があります。
歯を削らずに薬剤を使用して白くする方法
神経が死んでいる歯の場合
歯の根の治療(根管治療)後、薬剤を歯の内側に入れて歯を白くします。「ウォーキングブリーチ」とよばれる治療法で、薬剤を週に1回程度交換する治療を複数回行います。
神経が生きている歯の場合
- 1.オフィスホワイトニング
歯科医院に定期的に通院し、歯を白くする治療法です。高濃度の薬剤を歯の表面に塗布し、光をあてて歯を白くします。短時間で歯を白くできるのがオフィスホワイトニングのメリットです。 - 2.ホームホワイトニング
歯科医師の指導のもと、患者さまのご自宅でご自身で行っていただくホワイトニングです。ホームホワイトニングでは、患者さまに応じて作製した専用のマウスピースに薬剤を入れ、歯に装着することで歯を白くします。オフィスホワイトニングよりも効果を実感できるまでに時間がかかりますが、比較的安価にホワイトニングを行うことができます。
歯を削って被せものをすることで白くする方法
歯を削り、被せものをすることで歯を白くする方法をラミネートベニアといいます。歯の表面を少し削って薄いセラミックを貼り付けることで、歯の色を白くすると同時に、歯の形や大きさを変えることもできます。
歯を白くする場合の注意点
歯を白くする施術には、それぞれ効果やデメリットがあります。それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。施術を受ける前の注意点として、以下の点に気を付けましょう。
知覚過敏
歯を削らずに白くするホワイトニング治療でも、歯がしみる知覚過敏の症状があらわれる可能性が多くあります。これは、ホワイトニング剤が歯に浸透していく際に、歯の神経を刺激するためです。
色の後戻り
ホワイトニング効果は永久ではなく、歯が白くなっても元の色に戻ってしまうことがあります。先述したような、歯に着色しやすい食生活や生活習慣は控えるようにしましょう。また、ホワイトニング後は歯の表面のエナメル質が溶けやすい状態になっているため、酸性の飲食物(柑橘類、炭酸飲料など)の摂取にも注意が必要です。
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