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口の開けにくさ・あごに関するお悩み

口が開きにくい・開くと痛い場合の原因や治療法について解説しています。

口が開きにくい・開けると痛い場合の原因

口が開きにくい、開けると痛いなどの症状は一般的には顎関節症や顎関節強直症が原因である可能性が高いです。その他、重度の炎症や外傷、悪性腫瘍が原因となることもあります。

顎関節症

口が開けにくい最も一般的な原因が、顎関節症です。顎関節症は、顎の関節やその周囲の筋肉に異常が生じることで発症します。顎がカクカクと音を立てる、口を大きく開けられない、開けると痛みをともなうなどの症状が現れます。

顎関節症の原因

顎関節症の原因には以下にあげるようなものがありますが、原因はひとつではなく、いくつかの要因が重なって生じている可能性が大きいと考えられています。

  • ・歯ぎしり・食いしばり
  • ・猫背、うつぶせ寝、頬杖をつくような姿勢の悪さ
  • ・生まれつき構造的に関節や筋肉が弱い場合
  • ・噛み合わせの悪さ、噛みぐせ
  • ・精神的な緊張(急激なストレス)
  • ・事故や顔面打撲などの外傷
  • ・硬いものを噛んだ場合
  • ・口を大きく開け過ぎた場合
  • ・精神的な緊張、不安感や気分の落ち込みの持続

顎関節症や智歯周囲炎の症状

顎関節症

  • ・口を大きく開けられない
  • ・口を開けると痛みがある
  • ・口を開けるとカクカクと音が鳴る
  • ・耳の周辺に痛みを感じる

顎関節症

  • ・顎が腫れる
  • ・顎が熱をもつ
  • ・顎の奥がズキズキ痛む
  • ・細菌感染による発熱
  • ・口が開けにくい

顎関節症の治療法

顎関節症が原因の場合

  1. 1.投薬療法痛みが強い場合、痛み止め(消炎鎮痛薬)や筋肉をゆるめる薬(筋弛緩剤)によって、痛みを緩和させます。
  2. 2.アプライアンス療法歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの悪さがある場合、マウスピースを装着することで、ずれた顎関節の位置をもとに戻します。また、顎関節を安静にするためにもマウスピースは効果的です。
  3. 3.理学療法顎関節を正しい位置に調整するため、顎関節を動かす理学療法を行います。
  4. 4.外科的療法重症の顎関節症の場合、外科的な手術が行われる場合もあります
  5. 5.生活習慣の指導姿勢の悪さや噛みぐせなど、生活習慣が影響していると考えられる場合には、姿勢の改善や噛みぐせをなくすように指導を行います。

対象の治療方法

  • 抜歯治療
  • プライアンス療法
  • 理学療法
  • 薬物療法

対象の診療科

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