歯の抜けた部分のお悩みDental chief complaint

入れ歯のバネが気になる
入れ歯のバネには、入れ歯を口腔内にしっかりと固定するために重要な役割がありますが、「目立つ」、「違和感がある」、「痛みがある」などのお悩みを持つ方も多いです。
入れ歯のバネに関する問題の原因や改善方法などについて解説しています。
入れ歯のバネとは?その役割と仕組み
入れ歯のバネは、部分入れ歯についている金属製のパーツで、専門的には「クラスプ」とよばれます。部分入れ歯を口腔内に固定する場合には、残っている歯にバネを引っ掛ける必要があります。クラスプは、入れ歯の安定性を保つために重要な要素ですが、バネの位置によっては目立つ場合もあり、審美性(見た目)や装着感に不満を感じる方もいます。
入れ歯のバネが気になる原因
入れ歯のバネが気になるときに考えられる原因には、以下のようなものがあります。
- ・バネの見た目が目立つ入れ歯のバネが気になる際に最も多い理由が、見た目の問題です。とくに前歯にバネがかかる場合は、笑ったり話したりする際に目立ちやすくなります。
- ・違和感や痛みバネが歯や歯ぐきに食い込んでいる場合など、不快感や痛みを引き起こすことがあります。
- ・金属アレルギー金属アレルギーがある場合、一部の金属に対するアレルギー反応によって、炎症やかゆみが生じることがあります。
- ・バネの劣化入れ歯の長期間の使用により、バネが劣化し、変形したり摩耗したりすることで、装着時の快適性が低下する可能性があります。
バネが気になる場合の改善・対処法
目立たない素材への変更
入れ歯のバネの見た目が原因の場合、目立ちにくい素材を使用した入れ歯に変更することで、入れ歯のバネが気になる問題を解決できます。
ノンメタルクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーとは、金属のバネを使用せず、歯ぐきと同じピンク色の樹脂素材を使用した入れ歯です。バネがないため、目立たずに入れ歯を入れることができます。薄くてやわらかい樹脂素材のため、バネの締め付け感などが気になる方にもおすすめです。また、金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心してお使いいただけます。
しかし、ノンメタルクラスプデンチャーは痛みが少ない反面、入れ歯が動きやすいというデメリットがあります。また、損傷や変形がしやすいこと、修理が難しくなる場合もある、自費診療のため費用が高額になるといった点にも注意が必要です。
マグネットを使用した入れ歯(マグネットデンチャー)
バネの代わりにマグネット(磁性アタッチメント)を使用した入れ歯もあります。このような入れ歯では、歯に磁石を埋め込み、マグネットのくっつく力を利用して固定します。マグネットデンチャーも自費診療で作製する入れ歯となるため、費用が高額になるというデメリットがあります。
コーヌスデンチャー
入れ歯を支える歯を削り、人工の歯をお茶の筒(茶筒)のように被せることで固定する入れ歯です。土台となる天然の歯を削らなければならないことや、費用が高額になるというデメリットがありますが、噛みやすく、審美性にも優れています。コーヌスデンチャーも保険適用外となるため、治療費が高額になると考えられます。また、対応している歯科医院が少ない点も注意が必要です。
入れ歯以外の選択肢を検討する
失った歯を補う治療には入れ歯のほかに、ブリッジやインプラントなどによる治療があります。インプラントは、顎の骨に小さなネジのようなものを埋め込み、人工の歯を取り付ける治療法で、ブリッジは残っている歯に橋をかけるようにして、人工の歯を補う治療法です。いずれも固定式のため、取り外すことはできません。
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