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咳が出る・ぜーぜーする
咳が出る・ぜーぜーする原因
風邪やインフルエンザウイルス
ウイルスがのどや気管支の粘膜に感染すると、体を守るために炎症が起き、咳が出始めます。最初は痰のない乾いた咳が中心ですが、その後痰をともなう咳に変化していきます。夜間に咳が強くなると睡眠が妨げられ、体力を消耗してしまいます。
気管支炎や肺炎
細菌やウイルスが気道に感染し、気管支に炎症が起きると長引く咳の原因となります。痰の色が透明から黄色や緑色に変化し、発熱をともなうことも多くみられます。気管支炎は通常2週間程度で良くなりますが、症状が長引く場合は肺炎の可能性も考えられます。
アレルギー性疾患
花粉やハウスダストなどのアレルギー物質により、気道が過敏に反応して咳が出ます。特に就寝時や早朝にぜーぜーする音が強まる傾向があります。季節や環境の変化で症状が変わるのが特徴です。気管支ぜんそくの場合は、気道が狭くなって呼吸が苦しくなります。
症状と特徴
主な症状の経過
咳やぜーぜーする症状は以下のような経過をたどることが多いです。 乾いた咳から始まる のどの痛みをともなう 徐々に痰をともなう咳に変化 息苦しさや胸の圧迫感 夜間や早朝に症状が悪化 運動時の息切れ 全身のだるさ 発熱をともなうことも 呼吸時の喘鳴音 胸の違和感 食欲低下 睡眠の質の低下
咳が出る・ぜーぜーする際の治療法
軽い症状の場合
乾いた咳が続く場合は咳を抑える薬を、痰の多い咳には痰を出しやすくする薬を使用します。水分をしっかり取り、十分な休息を取ることが大切です。部屋の湿度を50-60%に保ち、就寝時はマスクを着用すると夜間の咳を和らげる効果があります。
中程度の症状の場合
医師が診察で症状の原因を見極め、適切な治療を行います。必要に応じて血液検査や胸部レントゲン検査を実施します。気管支炎と診断された場合は抗生物質を、アレルギーが原因の場合は抗アレルギー薬や吸入薬を処方します。症状が落ち着くまでは、激しい運動は控えめにすることが大切です。
重い症状の場合
呼吸が苦しい、息をするときに痛みがある、38度以上の熱が3日以上続くような場合は、すぐに受診が必要です。喘息発作が起きている場合は、救急外来を受診してください。特に高齢者や持病のある方は、症状が重くなりやすいため、早めの受診が重要です。夜間に呼吸が苦しくなる場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるため、専門外来での検査が推奨されます。
予防と生活上の注意点
日常生活での予防
部屋の換気を定期的に行い、空気の入れ替えをします。加湿器を使用して適切な湿度を保つことで、気道の乾燥を防ぎます。十分な睡眠をとり、過労を避けることも大切です。外出後の手洗い、うがいも効果的な予防法です。
環境への配慮
寝具や部屋の掃除をこまめに行い、ハウスダストを減らします。喫煙者は禁煙を心がけ、受動喫煙も避けましょう。季節の変わり目は特に注意が必要です。空気清浄機の使用も検討すると良いでしょう。
体調管理のポイント
規則正しい生活リズムを保ち、バランスの良い食事を心がけます。ストレス管理も重要で、適度な運動を継続的に行うことで体力の維持につながります。十分な水分補給も忘れずに行います。
咳と似た症状の主な病気
- ・気管支喘息
- ・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- ・逆流性食道炎
- ・心不全
- ・睡眠時無呼吸症候群
- ・マイコプラズマ感染症
- ・百日咳
- ・気管支拡張症
- ・咳喘息
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