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骨粗鬆症
骨粗鬆症になってしまう原因

加齢による骨密度低下
骨の量は30歳頃をピークに、その後徐々に減少します。骨は常に古い骨が壊され、新しい骨が作られる代謝を繰り返していますが、加齢とともにこのバランスが崩れ始めます。特に女性は閉経後のホルモンバランスの変化により、骨密度が急激に低下します。男性に比べて女性は骨粗鬆症になりやすく、年齢とともにそのリスクは高まります。
日常生活による影響
運動不足や不適切な食生活は骨を弱くする大きな原因となります。特に骨に負荷がかかる運動が少ないと、骨の形成が進まず、密度が低下します。また偏った食事でカルシウムやビタミンDが不足すると、骨の形成に必要な栄養が足りなくなります。喫煙や過度な飲酒も骨の健康に悪影響を与えます。室内で過ごす時間が長く、日光を浴びる機会が少ないと、体内でのビタミンD生成が不足し、カルシウムの吸収が悪くなります。
基礎疾患による影響
糖尿病や甲状腺機能亢進症、関節リウマチなどの病気があると、骨代謝のバランスが乱れやすくなります。また、ステロイド薬を長期間使用することでも骨が弱くなります。当院では糖尿病内科と連携し、骨粗鬆症の早期発見と治療に取り組んでいます。
骨粗鬆症の症状と特徴
主な症状
初期の段階では目立った症状はありません。進行すると身長が縮む、背中が丸くなる、腰や背中の痛みを感じる、背筋が疲れやすい、姿勢が悪くなる、動作が緩慢になるなどの症状が現れます。
骨折が起きやすい部位
背骨(脊椎)、手首、太もものつけ根(大腿骨頸部)、肩の骨(上腕骨)で骨折が起こりやすくなります。
検査について
当院では最新のDXA検査装置で骨密度を正確に測定します。この検査は痛みも負担もなく、レントゲンで腰の骨や太もものつけ根の骨を調べ、同年代の平均と比べて骨の強さを判定します。また体組成計(インボディ)で筋肉量も測定し、骨と筋肉のバランスを総合的に評価します。血液検査では骨の代謝状態やカルシウム、ビタミンDの値を確認し、最適な治療方法を決めていきます。
骨粗鬆症の検査と治療法

軽い症状の場合
骨密度検査で早期発見が重要です。当院の管理栄養士による食事指導で、カルシウムやビタミンDを効率的に摂取する方法を具体的にアドバイスします。また、理学療法士と連携して、安全で効果的な運動プログラムを提案します。
症状が進んでいる場合
定期的な骨密度検査と血液検査で状態を確認し、必要に応じて薬物療法を行います。骨折予防のため、骨粗鬆症治療薬の処方と定期的な経過観察を実施します。糖尿病のある方は、糖尿病内科と協力して治療を進めます。
日常生活での予防
当院のリハビリ指導では、正しい歩き方や安全な運動方法を実践的に指導します。食事面では管理栄養士が個々の生活習慣に合わせた具体的なメニュー提案を行います。また転倒予防として、自宅での環境整備方法もアドバイスします。
放置すると起こりうる問題
骨折は生活の質を大きく低下させる原因となります。特に背骨の圧迫骨折は、内臓を圧迫し、食事や呼吸にも影響が出ることがあります。太もものつけ根の骨折は寝たきりのリスクも高まります。当院では早期発見・治療により、これらの問題を未然に防ぐよう努めています。
症状が似ている主な病気
変形性脊椎症、変形性関節症、関節リウマチ、腰痛症、骨軟化症、サルコペニアなどの病気でも似た症状が出ることがあります。当院では詳しい検査により、正確な診断を行います。
受診のタイミング
- ・3cm以上の身長低下がある
- ・急な腰痛や背中の痛みがある
- ・姿勢の変化を感じる
- ・転倒や軽い衝撃で骨折した
- ・両親が骨粗鬆症や骨折の経験がある
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