糖尿病内科のお悩みMedical chief complaint

血糖値が高い
骨密度が低下する原因
加齢と女性ホルモンの影響
骨密度は年齢とともに低下します。女性は閉経後、体内の女性ホルモン分泌が急激に減少します。これにより、骨を壊す細胞(破骨細胞)が活発になり、骨を作る細胞(骨芽細胞)が追いつかなくなります。骨の土台となるコラーゲンも劣化してスカスカになり、しなやかさを失い、折れやすくなります。特に40代後半以降の女性は注意が必要です。
生活習慣による影響
運動不足や偏った食生活で骨密度は低下します。痩せ型の方や運動が苦手な方は特に注意が必要です。喫煙や過度な飲酒も骨密度低下を加速させます。骨を作るにはカルシウムだけでなく、ビタミンD、K、B、C、肉や野菜、豆類から摂取できるコラーゲンなど、多くの栄養素が必要です。毎日の食事では魚介類や乳製品、緑黄色野菜を積極的に取り入れることが大切です。
基礎疾患による影響
高血圧、糖尿病、高脂血症、慢性腎臓病などの生活習慣病で二次的に骨密度が低下します。また、骨の新陳代謝に影響する薬を長期間使用すると、骨密度低下が進行します。基礎疾患がある方は、定期的な検査で骨密度の変化を確認することが重要です。
骨密度検査が必要な場合
骨折リスクが高い場合
早期に閉経を迎えた方や、母親が大腿骨(太もも)を骨折した方は検査が必要です。また、段差でつまずいて手首や腕を骨折しやすい方、前かがみで背骨を圧迫骨折する可能性がある方も要注意です。閉経後の女性は骨折が増加します。転倒による骨折は寝たきりの原因になることもあり、予防が重要です。当院では最新のDXA検査で正確な骨密度測定を行い、骨粗鬆症の早期発見に努めています。
生活習慣病がある場合
糖尿病や甲状腺機能が過剰に働く病気など、骨密度低下のリスクが高い疾患がある方は定期検査が必要です。血液検査で骨の状態を確認し、骨が柔らかくなる病気(骨軟化症)や副甲状腺の機能が亢進する病気との違いも見極めます。当院では糖尿病専門医と連携し、合併症としての骨密度低下にも対応しています。また、InBody測定による体組成分析も実施し、総合的な健康管理をサポートします。
骨密度を守るための治療法
運動療法
急激な運動は逆効果です。ウォーキングから始めるのが望ましく、まずは歩きやすい靴選びが重要です。姿勢を正し、腰から下を意識しながら全身を使って歩きます。杖やシルバーカーの使用も状態に応じて検討します。階段昇降など重力に逆らう運動も効果的ですが、体力や年齢に合わせて無理のない範囲で行います。
食事療法
バランスの良い食事を心がけます。カルシウムを含む乳製品、ビタミンDが豊富な魚類、ビタミンKを含む納豆や緑黄色野菜、良質なタンパク質を含む肉類など、様々な食材を組み合わせて摂取します。コーヒーや茶の取りすぎにも注意が必要です。
薬物療法
骨密度検査や血液検査の結果に基づき、必要に応じて薬物療法を行います。骨の形成を促す薬と骨の破壊を抑える薬があり、状態に応じて適切な薬を選択します。治療効果は定期的な検査で確認します。
予防のポイント
若いうちからの予防
20代で最大になる骨密度を高めておきましょう。十分な栄養摂取と適度な運動習慣を若いうちから身につけます。特に成長期の運動は骨密度を高める効果があります。
生活習慣の改善
禁煙は骨密度低下の予防に効果的です。適度な運動習慣も大切で、ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどから始められます。室内でできる運動として、その場足踏みやスクワットなども有効です。
定期検査の重要性
自覚症状がないまま骨密度が低下することも多いため、定期的な検査が重要です。当院では最新の測定機器による正確な骨密度検査と、血液検査による骨代謝マーカーの確認を行い、早期発見・早期治療に努めています。
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは
骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。特に高齢者や閉経後の女性に多く見られますが、若年者や男性にも発生することがあります。骨粗鬆症になっても、痛みはありませんが、転倒などで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、脊椎の骨、手首の骨、太ももの付け根の骨 (大腿骨頚部骨折)などです。骨粗鬆症は自覚症状が乏しく、気付かないうちに進行することが多いため、早期発見と適切な治療が重要です。
当院の外来治療の特徴
骨粗鬆症の治療は、骨密度を改善し、骨折のリスクを低下させることを目的としています。
- 1.専門的な診療 骨粗鬆症に精通した医師が、正確に評価し、最適な治療を行います。
- 2.最新の検査設備 ・DXA(デキサ)検査による正確な骨密度・骨量測定を実施。 ・必要に応じて、血液や尿検査で骨代謝の状態を評価します。
- 3.個別に合わせた治療方針 骨密度を改善し、骨折リスクを軽減するために、最新の薬物療法や生活習慣指導を組み合わせた治療を行います。
- 4.専門的な診療 骨折リスクの軽減のため、運動指導や家庭環境の整備についてもアドバイスします。
このような方もご相談ください
- ・骨密度が低いと言われたことがある。
- ・軽い転倒で骨折をしたことがある。
- ・背中や腰の痛みがあり、身長が縮んだと感じる。
- ・閉経後の女性、65歳以上の男性。
- ・ステロイド薬を長期使用している。
- ・骨粗鬆症の家族歴がある。
骨粗鬆症は適切な治療を受けることで、骨折リスクを大幅に減らすことができます。骨の健康が気になる方や骨粗鬆症のリスクがある方は、ぜひ当院の骨粗鬆症外来にご相談ください。
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