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できものや口内炎ができた

口内炎は口腔内の粘膜に生じる炎症で、口腔内のできものの最も一般的なものとして知られています。口内炎ができる原因はさまざまですが、物理的な刺激や栄養不足、ストレス、ウイルス感染などがあります。

口腔内にできものや口内炎ができる原因

口の中にできる「できもの」や「口内炎」の原因は多岐にわたります。適切な処置や治療を行うためには、原因を理解することが重要です。

口内炎

口内炎は口腔内の粘膜に生じる炎症で、口腔内のできものの最も一般的なものとして知られています。口内炎ができる原因はさまざまですが、物理的な刺激や栄養不足、ストレス、ウイルス感染などがあります。

  • ・物理的な刺激歯ブラシや入れ歯、矯正装置などで粘膜が傷つけられることにより生じます。
  • ・栄養不足・ストレスビタミンB2やB6などの不足は、口内炎を引き起こす要因のひとつになりえます。また、風邪を引いたあとなどで免疫が下がっているときや、ストレス、疲労が多い場合も、口内炎ができやすくなります。
  • ・ウイルス感染ヘルペスウイルス感染が原因で、口腔内に水ぶくれやただれが生じることがあります。

口腔がん

口腔がんは、口内に発生するがんです。口腔がんでは口腔内の腫れやしこりなどの症状がありますが、初期の段階では症状に乏しく、口内炎だと思い込んでしまう場合もあります。長期間(2週間以上)治らない口内炎やできものがある場合には、注意が必要です。口腔がんを発症するリスク要因には、喫煙や飲酒などがあります。

その他の原因

  • ・口腔カンジダ症カンジダとよばれる菌によって口腔内に白い斑点や炎症が生じます。
  • ・扁平苔癬(へんぺいたいせん)粘膜に痛みをともなうことがある赤みと白いレース模様のような斑点が生じます。がんが生じることがあります。
  • ・白板症(はくばんしょう)舌や歯ぐきなどに白い病変が生じ、しこりやただれとなる場合もあります。がんになる可能性があります。
  • ・紅板症(こうばんしょう)舌や歯ぐき、粘膜に鮮やかな赤色の病変が生じます。がんに移行する可能性が高い状態です。

粘液嚢胞の治療法

粘液嚢胞は、口の中の小さくて透明な水ぶくれのようなもので、くちびるの内側にできるものや舌の裏側、頬の内側にできるものがあります。痛みはほとんどなく、くちびるや舌を噛んでしまった場合などに生じます。

その他の疾患の治療法

  • ・口腔カンジダ症抗真菌薬を含む軟膏やうがい薬、抗真菌薬の内服薬による治療が行われます。
  • ・扁平苔癬(へんぺいたいせん)扁平苔癬の生じている場所が限定的である場合は、うがい薬やステロイドを含む軟膏による治療が行われます。扁平苔癬は金属アレルギーが原因となっていることもあり、金属アレルギーが疑われる場合はアレルギーの検査を実施することがあります。
  • ・白板症(はくばんしょう)禁煙によって軽減することもあります。がんの前段階として生じることもあり、しこりやただれを生じる場合は詳しい検査を実施する場合があります。
  • ・紅板症(こうばんしょう)紅板症の約半数は悪性化してしまうため、手術によって切除されることが多いです。

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