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予防接種を受けたい
予防接種とは

予防接種により病原体に対する免疫力が高まります。これにより感染症への抵抗力がつき、発症や重症化を防ぎます。
予防接種の種類と目的
乳幼児期のワクチン
■Hib(ヒブ)ワクチン 細菌性髄膜炎を引き起こす病原体への抵抗力をつけます。生後2か月から接種を開始し、年齢により接種回数が設定されています。
■小児用肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌による髄膜炎や肺炎などの感染症を防ぎます。生後2か月から接種を開始し、年齢に応じた回数の接種が必要となります。
■B型肝炎ワクチン B型肝炎ウイルスへの感染を防ぎます。生後2か月から接種を開始し、決められた間隔で接種を行います。
■ロタウイルスワクチン 乳児期の重症な胃腸炎の原因となるロタウイルスへの感染を防ぎます。生後6週から接種を開始します。
基礎となる予防接種
■四種混合ワクチン ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの4種類の感染症を防ぎます。生後3か月から接種を開始します。
■二種混合ワクチン ジフテリアと破傷風を防ぎます。小学校高学年時期に接種を行います。
■BCGワクチン 結核への感染を防ぎます。生後5か月から8か月の間に接種を行います。
ウイルス感染症の予防接種
■麻しん風しん混合ワクチン 麻しんと風しんの感染を防ぎます。1歳時と就学前に接種を行います。
■水疱瘡ワクチン 水疱瘡による発疹や発熱を防ぎます。1歳から2回の接種を行います。
■日本脳炎ワクチン 日本脳炎への感染を防ぎます。生後6か月以降、定められた時期に接種を行います。
■おたふくかぜワクチン おたふくかぜによる耳下腺の腫れや発熱を防ぎます。1歳以降に接種を行います。
成人期の予防接種
■インフルエンザ予防接種 インフルエンザの感染や重症化を防ぎます。10月から12月が最適な接種時期となります。
■成人用肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌による肺炎の発症を防ぎます。65歳以上の方を対象とし、定期接種の機会があります。
予防接種を受ける際の注意点
接種前の体調確認
発熱や体調不良がある場合は接種を見合わせます。以下の症状がある方は医師にご相談ください。
- ・37.5度以上の発熱
- ・激しい咳や鼻水
- ・下痢
- ・発疹
- ・体調がすぐれない
接種に適さない場合
以下の方は接種を控えていただきます。
- ・急性の病気にかかっている
- ・過去にワクチンで強い副反応が出た
- ・他のワクチンを接種して2週間以内
- ・妊娠初期(インフルエンザ以外の予防接種)
予防接種後の注意点
通常起こりうる反応
- ・接種部位の痛みや腫れ
- ・一時的な発熱
- ・だるさ
- ・腕の痛み
医師に相談が必要な症状
- ・38.5度以上の発熱が続く
- ・激しい腫れや痛み
- ・じんましんなどのアレルギー症状
- ・けいれん
予防接種のスケジュール管理
接種間隔の注意点
- ・生ワクチン同士は27日以上の間隔
- ・不活化ワクチン同士は6日以上の間隔
- ・生ワクチンと不活化ワクチンは、間隔不要
同時接種について
- ・医師が認めた場合、複数のワクチンを同日に接種可能
- ・接種するワクチンの組み合わせは医師と相談
- ・体調や年齢を考慮して判断
予防接種の費用
定期接種
- ・予防接種法に基づく接種
- ・自治体から補助があり、費用負担が少ない
- ・接種時期が定められている
任意接種
- ・接種は個人の判断
- ・全額自己負担が基本
- ・自治体による補助制度がある場合も
特に注意が必要な方

基礎疾患がある方
- ・アレルギー疾患
- ・心臓病
- ・腎臓病
- ・肝臓病
- ・血液疾患
- ・発育障害
事前相談が必要な方
- ・過去にワクチンでアレルギー反応が出た
- ・免疫機能に影響のある病気がある
- ・ステロイド剤などの免疫抑制剤を使用中
- ・手術の予定がある
- ・輸血や免疫グロブリン製剤を投与された
- ・妊娠中または妊娠の可能性がある
予防接種に必要な持ち物
- ・健康保険証
- ・母子健康手帳(お子さまの場合)
- ・予防接種予診票
- ・お薬手帳
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